勉強嫌いでも簿記・FP取得。挫折をゼロにする「行動設計」と「他人の目を気にしない」最強の習慣術

「自分には意志の力がないから、何も続かない……」
もしあなたがそんな風に自分を責めているなら、その考えを一度手放してください。

私は現在50代。学生時代は勉強が大嫌いで、最終学歴は音響系の専門学校。お世辞にも「机に向かうのが得意」なタイプではありませんでした。しかし、そんな私が50代で簿記2級とFP2級を取得しました。さらに、毎朝4時半起きの5kmランニングは来年で10年を迎え、このブログ投稿も1年を超えて「ほぼ毎日」続いています。

かつての私と今の私の違いは、根性がついたからではありません。
長年の試行錯誤でたどり着いた「自分なりの工夫」と、「他人の目を1ミリも気にしない」というメンタルバリアを手に入れたからです。

最近、スタンフォード大学のBJ・フォッグ博士の著書『習慣超大全』を読み、「あぁ、自分のやってきたことは少しは理にかなっていたんだな」と、答え合わせができたような気がしています。

科学が教えてくれる「魔法のレシピ」:MAPモデル

フォッグ博士によれば、あらゆる行動は次の3つの要素が重なった瞬間に生まれます。

B(行動) = M(モチベーション) × A(能力) × P(プロンプト)

  • M(Motivation): 「やりたい」という思い。ただし、波があり頼りない。
  • A(Ability): その行動の「しやすさ」。簡単であるほど続く。
  • P(Prompt): 行動を促す「きっかけ」。

「やる気(M)」だけに頼ると、波に飲み込まれて挫折します。私は無意識に「A(難易度を下げる)」と「P(きっかけ作り)」を自分なりに工夫して生活に組み込んでいました。

資格取得の裏側:不合格を恐れない「合格」だけの追求

50代で資格を取ろうと決めたとき、私は仕事を早く終わらせて週2回、資格学校へ通う生活を始めました。仕事との両立は本当に大変で、実はどちらの試験も一発合格ではなく、何度か落ちる苦い経験もしています。

でも、「試験に何回も落ちたことを知られたら恥ずかしい」なんて思う必要は全くありません。他人はあなたのことなんて全く気にしていないからです。

3年かかろうが、5年かかろうが、大事なのは「受かったかどうか」だけ。
後半は独学に切り替えましたが、「恥」という無駄なコストを捨て、合格というゴールだけに「行動」を絞り込んだこと。そして不合格になっても「自分の性格」のせいにしなかったことが、最後まで走り抜けられた一番の要因でした。

「下手でいい」という最強のバリア

習慣化において何より大切なのは、「他人に何を言われるかを、絶対に考えないこと」です。

高校時代から40年続けているギターとバイク。どちらも下手ですが、それでいいんです。自分が好きでやっていることに、他人の評価は1ミリも関係ありません。

「うまくやらなきゃ」と考えた瞬間、重荷になって動けなくなります。でも「好きだからやる」だけなら、やる気が低い日でも一歩を踏み出せる。この開き直りこそが、行動のハードル(A)を下げ続けるコツです。

「1人の時間」が加速させた環境最適化

50代になり、人付き合いを減らしてソロ活動に振り切ったことも、習慣化の追い風になりました。

バイクもキャンプも、常に失敗や危険がつきまといます。だからこそ、1人が良いんです。誰かに気を遣う余裕なんてありません。自分の責任ですべてを判断し、完結させる。その「不自由さの中にある自由」こそが、私にとっての報酬でした。

誰にも邪魔されない朝4時半に自分の時間を守る「スイッチ」を入れ、1人でリスクをコントロールしながら過ごす。こうした「環境の純化」が、私の行動をより確かなものにしてくれました。

結び:あなたは、あなたのままでいい

私がこれらの習慣を始めたとき、フォッグ博士の理論なんて全く知りませんでした。
しかし、『習慣超大全』という本に出会い、「自分の不器用なやり方でも、少しは正解に近づけていたのかな」と、心が軽くなるような気づきを得ました。

  • 「やる気に頼らず、仕組みを作る」
  • 「行動を小さくして、ハードルを下げる」
  • 「自分を責めず、小さな一歩を大切にする」

上手くなる必要はありません。人に誇る必要もありません。
後から振り返ったとき、その足跡があなただけの「習慣」になっています。

「下手でいい。私が好きなんですから」

その一言を大切に、あなたも自分に合った「続くやり方」を、マイペースに探してみませんか。

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