パーソナルブランディングが必要になる理由|個人が稼ぐ時代に求められる“問い”と“構成力”

【目次】

  • 社会はどこへ向かっているのか
  • なぜ「自分を売る力」が必要なのか
  • 私が“伝える”ことに悩んだ日々
  • ブログを始めるまでに越えた壁
  • パーソナルブランディングとは何か
  • これからの時代に伝えたいこと
  • あなた自身がブランドになる時代へ

社会はどこへ向かっているのか

時代の変化は、いつも「気づかぬうち」に進んでいます。
特にこの10年は、テクノロジーと社会構造の両方が大きく動いた10年でした。

最近、「10年前には無かったけれど、今後も無くなりそうにない仕事」について調べていたところ、なるほどと思える職業がいくつか見つかりました。中でも印象に残ったのが、次の5つです。

  1. AIプロンプトエンジニア
    ・10年前:ChatGPTや生成AIは存在せず、プロンプト設計という概念も一般的でなかった。
    ・現在と今後:AI活用が加速する中で、AIの性能を最大限に引き出す「問いの設計」が重要になっており、教育・医療・経営支援など多方面でニーズ拡大中。
  2. サステナビリティ・スペシャリスト
    ・10年前:ESG投資や脱炭素経営は一部の企業のみの課題。
    ・現在と今後:グローバル企業では義務化され、環境・社会・ガバナンスを実装できる人材は今後ますます求められる。
  3. Z世代・シニア向け体験デザイナー
    ・10年前:UI/UXは主に若者向けに設計されていた。
    ・現在と今後:高齢化や世代交代により、特定世代向けのUX設計(音声UI・直感操作・デジタル親和性を考慮)が不可欠に。
  4. パーソナルブランディング・コンサルタント
    ・10年前:インフルエンサーは一部の芸能人やYouTuberのみ。
    ・現在と今後:個人で稼ぐ時代が本格化し、「自分を売る」ための言語化・構成・SNS設計のプロが求められている。
  5. リモートワーク環境構築アドバイザー
    ・10年前:出社が当たり前、在宅勤務は非常に少数。
    ・現在と今後:ハイブリッド勤務が常態化し、組織文化・評価制度・IT整備まで含めたコンサルが求められている。

どれも、これからの時代に必要不可欠な仕事ばかりだと感じましたが、その中でも私の目を引いたのが4番「パーソナルブランディング・コンサルタント」でした。

SNSやブログなど、自分を発信するツールがこれだけ身近になった今、
「自分をどう見せるか」「自分をどう構成するか」は、誰にとっても重要なテーマ。
けれど、それが一番難しいことだというのも、私は身をもって感じてきました。

なぜ「自分を売る力」が必要なのか

一昔前までは、「いい会社に入って長く勤める」ことが安定の証でした。でも今は違います。副業が当たり前になり、SNSを使って自分を発信することが武器になる時代です。

そんな中で重要になってきたのが、「パーソナルブランディング」——つまり、自分自身を“商品”として世の中にどう見せていくかという視点です。

でも、これが簡単ではありません。
「何を発信すればいいかわからない」「自信がない」「そもそも誰が見てくれるの?」
こうした悩みは、発信を始めようとする多くの人が抱えているものです。そして私も、まさにその一人でした。

私が“伝える”ことに悩んだ日々

情報発信を始めようと思ったとき、一番大きな壁は「何をどう伝えるか」でした。資格はあっても、それを誰に、どんな風に届ければいいのか、全く見えていなかったのです。

しかも、「伝える」という行為には、自己開示の怖さもつきまといます。自分が書いたものに自信が持てない。読まれないと落ち込む。方向性が分からなくなる。それでも、なぜ私は続けたのか——それには、いくつかの乗り越えた壁がありました。

ブログを始めるまでに越えた壁

自信のなさと戦う

「自分なんかが発信しても意味がないんじゃないか」。そんな声が、いつも心の中にありました。でも、実はそう思っている人ほど、他の誰かの悩みを理解できるのだと、あるとき気づいたんです。

自分の体験こそが、誰かの希望になるかもしれない。そう思えた瞬間に、言葉が少しずつ外に出ていくようになりました。

知識だけでは足りないと知る

簿記やFP、証券外務員の勉強をして、知識は積み上がってきました。でも、ただ知っているだけでは、人の役には立ちません。必要なのは、「どう伝えるか」「どんな順番で語るか」でした。

そのために、構成や言語化の力を鍛えることが、自分自身の価値を引き出す鍵だと感じたのです。

パーソナルブランディングとは何か

「ブランディング」というと、少し堅い印象がありますが、要は「自分の価値を、相手に伝わる形に整える」ことです。

見た目や肩書きだけでなく、「なぜそれをやっているのか」「どんな思いで続けているのか」まで含めて、ひとつの“物語”として整理する。それが、信頼され、選ばれるための第一歩になります。

この視点は、どんな職業でも、どんな人にも必要になるものだと感じています。

これからの時代に伝えたいこと

今は、誰もが「個人で稼ぐ力」を持てる時代です。けれど、それは「誰でも簡単に成功できる」という意味ではありません。

発信する力、自分を見つめ直す力、問いを立てる力、そして“続ける”力が必要です。私はその道を今、歩んでいる最中です。だからこそ、伝えられることがあると思っています。

あなた自身がブランドになる時代へ

情報は溢れていますが、「あなたから聞きたい」と思ってもらえるかどうかが、これからの価値基準になります。

過去のキャリアや今の肩書きにとらわれず、「何を伝え、誰を動かしたいのか」。そこに答えを持つ人こそが、これからの時代を生き抜いていける。

私自身も、「パーソナルブランディング」という考え方に出会い、その価値に気づかされました。
だからこそ、このテーマに注目し、伝えていきたいと思っています。

この記事を書いた人|ミライジュウ
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
▶︎ 運営者プロフィールはこちら

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