成功はゴールじゃなかった|“点”だと思ってたら“面”だったという話

目次

  • 成功は「一発のゴール」だと思っていた
  • 成功の定義に「自分」を合わせようとしていた
  • 「成功は、環境が作り出す現象」──その視点がすべてを変えた
  • 成功は「点」ではなく「面」だった
  • 見えにくいけれど、確かに存在する「成功の面」

成功は「一点のゴール」だと思っていた

僕は最近まで、「成功とは何かを達成した瞬間」だと思っていました。
年収〇〇万円、副業収益〇〇万円、独立達成…そんな“ある状態”に到達したとき、
ようやく「自分は成功した」と言えるものだと信じていたんです。

だからブログを始めた時も、「いつまでに、いくら稼ぐのか」を具体的に決めなければ…と感じていました。
自分で稼げる人になるには、ちゃんと計画を立てて、KPIのように数字で管理しなきゃいけない。
そう思っていました。
でも、どこかでモヤモヤもしていたんです。

成功の定義に「自分」を合わせようとしていた

「成功している人は、自分で決めて、自分で稼いでいる」
「成功マインドセットを持つには、結果にコミットしなければ」
──そんな言葉を聞くたび、自分も“そうならなきゃ”と、ちょっと背伸びしていました。

でも実は、僕は焦っていたわけでも、自信をなくしていたわけでもありません。
むしろ一歩一歩、階段を登っていく感覚を大事にしていました。
自分のペースで進みたいと思いながら、
「でも、本当にこの進み方でいいのかな?」という確かめのような感覚がずっとあったんです。

そんな中、ある一つの言葉が引っかかりました。

「成功は、環境が作り出す現象」──その視点がすべてを変えた

きっかけは、佐藤航陽さんの『ゆるストイック』に出てきたこの言葉でした。

「成功とは、環境が作り出す現象の一種である」

この一言で、思わず手が止まりました。
「成功って、自分だけの努力や意思だけでコントロールできるものじゃないのか?」と。
そこから、「成功の定義」そのものを調べ始めたんです。

調べていくうちに、成功に関しての4つの定義に出会いました。

  1. ゴールを達成すること
  2. 自分が納得できる状態を生きること
  3. 他者から認められること
  4. 継続と成長そのものを成功とすること

どれもそれぞれの正しさがある。
でも僕に一番しっくりきたのは、やはり「4. 継続と成長の定義」でした。

成功は「点」ではなく「面」だった

僕が心から納得したのは、「成功とは状態ではなくプロセスである」という考え方でした。
これはスタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が提唱する「成長マインドセット」にも通じています。

つまり、成功とは“何かを達成した一瞬”ではなく、
「挑戦をやめず、少しずつでも前に進んでいる状態」そのものなんです。

朝、4時に起きて今日も走った。
読みたかった本を1ページでも読んだ。
書きたかった記事を今日も書き上げた。

──そういった日々の積み重ねこそが、“成功の面”を形づくっていたんです。

僕は点にたどり着いていないと思っていたけど、
実はもう、ずっと成功の中を歩いていたんだと気づきました。

見えにくいけれど、確かに存在する「成功の面」

KPIは大切です。結果も必要です。
でも、「それしか見えていなかった自分」にとって、
“成功=点”という思い込みを外すことは、非常に大きな解放でした。

成功は、到達する何かじゃなく、歩いていくプロセスそのもの。
結果が出ていない時期にも、ちゃんと「成功の面」は広がっていて、
僕らはその上を一歩一歩、歩いている。

目に見えないからこそ、信じる力が試される。
だけど、その信じる力こそが、何よりも大切な“成功力”なのかもしれません。

【この記事を書いた人|ミライジュウ】
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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