こんな悩みありませんか?
ブログを書いているのに、反応がない。
SNSで毎日発信しているのに、誰にも響いていない気がする。
ちゃんと伝えているつもりなのに、「なんか届かない」──。
そんな「手応えのなさ」に、悩んだことはありませんか?
それって、もしかしたら「言葉の使い方」が原因ではなく、
“言葉の在り方”が一方通行になっているからかもしれません。
ソクラテスとプラトンの話
古代ギリシャ。
ソクラテスは一切の著作を残さず、対話にすべてをかけた哲学者でした。
「文字にしてしまった言葉は、問い返してこない」──そう語った彼は、
相手とのやり取り、つまり“対話の中にこそ真理が宿る”と信じていました。
一方で、弟子のプラトンは著作を残しました。
でも彼は「対話篇」という形式を選びました。
登場人物たちが議論し合い、ぶつかり合い、探究していく姿を描いたのです。
彼は「答え」を書いたのではありません。
“問い合いの姿勢そのもの”を、未来の読者と共有しようとしたのです。
ソクラテスが重んじたのは“今この瞬間の思考”。
プラトンが目指したのは“未来との対話の種”。
異なるアプローチでありながら、
どちらも「どうすれば人は真理に近づけるか?」という問いに向き合っていたのです。
書くだけではダメなのか?
書くことは、思考の整理にはとても有効です。
でも「書いた」だけで、伝わったことにはなりません。
読まれているのか?
理解されているのか?
心が動いたのか?
それを確かめるのは、「誰かとの対話」の中でしかできないのです。
書くことで“形”にはなります。
けれど、話すことでしか生まれない“熱”や“間”や“気づき”があります。
つまり、「書く」だけでは言葉は完成しない。
「誰かとの関係性の中で、言葉は初めて“生きる”ものになる」のです。
このことを知って、次にできることは?
もしあなたが今、「書いてるのに伝わらない」「発信しているのに手応えがない」
そんな悩みを感じているなら、次の一歩はこうです。
▶ 書いたことを、誰かと話してみる。
▶ ChatGPTや音声メモで、自分の言葉を“声”にしてみる。
▶ 文章を読んでくれた人と、意見を交わしてみる。
書くことが“自分との対話”なら、
語ることは“他者との対話”。
この両方を重ねていくことで、言葉は伝わる力を持ち始めます。
そして、これはまさにソクラテスとプラトンが教えてくれていること。
「言葉は、対話の中で生きる」
──これは、発信に悩むすべての人に向けた、時代を超えたメッセージなのです。
この記事を書いた人|ミライジュウ
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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