勝ちを急ぐほど遠ざかる現実
多くの人は「勝ちたいなら全力で攻めるべきだ」と信じています。
しかし、現実には逆のことが起こる場面があります。
営業では契約を取ろうと力みすぎると相手が身構え、
恋愛では必死に好かれようとすると距離を置かれる。
これは偶然ではなく、人間の心理が生み出す必然です。
執着が強すぎると視野が狭まり、柔軟な対応ができなくなる。
その結果、本来の力が出せず、チャンスを逃してしまうのです。
執着が生む「逆の結果」
人は強く意識したものほど、失敗したくないという感情が働きます。
その恐れが緊張を生み、パフォーマンスを下げてしまうのです。
目標達成や勝利へのこだわりが強まると、
相手の動きや状況の変化に対応できず、ミスを誘発します。
勝とうとする気持ちは原動力にもなりますが、
過剰になると「負けの引き金」に変わってしまいます。
「逆の法則」が働くメカニズム
心理学では、ゴールに固執することで生じる過度な緊張や視野の狭窄を、
「過剰努力の逆効果」と呼びます。
脳はストレス下で選択肢を極端に減らし、
本来持っている判断力や創造性を失います。
スポーツでもビジネスでも、結果だけを追うほど動きが硬くなり、
相手にとって攻略しやすい存在になるのです。
ラグビーの名言に学ぶ勝ち方
あるラグビーの解説番組で、コメンテーターがこう語っていました。
「このチームは相手に100%を出させてしまう。だから勝つんだ」。
一見すると矛盾していますが、これは相手の力を引き出し、
そのうえで自分たちが上回る戦い方をしているということ。
相手を潰すのではなく、本気にさせ、
その熱量ごと受け止めて勝つ──これこそ逆の法則の実践例です。
50代からの人生に活かす方法
転職や独立で「何としても結果を出す」と肩に力を入れるほど、
周囲の協力や偶然のチャンスは遠ざかります。
むしろ、自分のベストを出せる環境を整え、
相手や環境にも余裕を与えるほうが良い結果を生みます。
資格試験でも点数だけを追わず、学びの過程を楽しむほうが、
合格に近づくのです。
勝ちに行かずに勝つ──これが長く続く勝ち方です。
この記事を書いた人|ミライジュウ
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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