怪しいけど買ってみた仮想通貨3種|初心者が5年放置して学べること

なぜ仮想通貨を“買ってみた”のか

仮想通貨は、まだどこか「怪しい」。正直に言えば私も同じでした。暴落のニュース、詐欺の見出し、規制の議論。頭ではリスク管理の話をしても、当事者でない限り、心は動きません。


そこで私は、上位3種――ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)を少額だけ購入して、5年放置する実験を始めました。利益狙いではなく、値動きと自分の心理を体感する目的です。

上がれば嬉しい、下がればザワつく。暴落が来ても損切りせず、「その先」を見届ける。観客ではなく、プレイヤーとして5年を生きる。その体験が、机上の知識を現実に変えると考えています。


仕事で学んだことがあります。ラジオの現場でも、会議室の資料より、公開収録での1回の失敗の方が身になる。投資も同じで、“自分の財布で感じた痛みと喜び”が意思決定を鍛えるのです。

仮想通貨の基本地図|BTC・ETH・XRPの役割を並べる

“コインはコイン”ではありません。役割が違います。


BTC=価値保存(デジタルゴールド):供給上限があり、インフレ耐性が期待される「金庫」。価格は重厚、処理は素朴。

ETH=アプリ基盤(スマートコントラクト):DeFi、NFT、ゲーム、あらゆる“仕組み”を載せる「工場/ショッピングモール」。混雑時は手数料が高騰するが、できることが多い。

XRP=送金特化(実務派):数秒・低コストの国際送金。銀行や決済事業者との親和性が高い「新幹線」。中央集権的という批判と引き換えに、実装速度を狙う。


比喩でまとめるなら、金庫(BTC)/工場(ETH)/新幹線(XRP)。どれが上かではなく、「何を体感したいか」で持つ理由が変わります。

逆視点:損切りしない、をあえて選ぶ理由

常識は「暴落時は損切り」。ただし今回は、少額・学習目的という前提で、あえて“見届ける”を採用します。


心理学(プロスペクト理論)では、人は同じ幅でも損の痛みを利得の約2倍強く感じるとされます。ならば、暴落を体験しても理性を保つ練習をした方が、次の5年で必ず効きます。

「投資額が小さい今」だからできる訓練です。大きなお金を入れてから精神的耐性を鍛えるのは遅い。だから、今やる。これは“負けを許す”ではなく、“学びを最大化する設計”です。


よくある誤解:「放置=無関心」。違います。“売買はしないが観察は続ける”。ニュース、規制、テックの進化、そして自分の感情のログを取る。これが放置投資の核心です。

世界のトピックス:Suiが示す“次の主役像”

最近、動画やSNSで話題のSui(スイ)。高速処理を掲げ、AI・ゲーム領域との親和性を武器に、機関投資家の関心を集めています。

ポイントは2つ。

1)並列処理で高速・大量トランザクション:レジを無限に増やすように、関係の薄い取引を同時に捌く設計。

2)ステーキング:ネットワークに預けて報酬を得る仕組み。


ここから見えるテーマは単純です。「速く・安く・大量に」。BTCは堅牢だが遅い、ETHは多機能だが混むと高い。XRPやSuiはスピードで勝負する。

ただし、“速さだけでは足りない”。誰に使われるか(銀行、AI、ゲーム会社、国家)、どの法域で整備されるか(規制・税制)。技術×採用×制度の三点セットで初めて、時価総額に反映されます。

読者の疑問に先回り:これって今からでも間に合う?危なくない?

間に合うか:相場は波です。次の波のテーマ(AI連携、RWA、L2、ステーブルコイン規制など)に乗る設計をすれば、学習の価値はいつでも回収可能。

危なくないか:危ない部分はあります。だから少額・長期・分散・記録。たとえば「上位3種+テーマ1種」を“教材”として持ち、半年ごとに行動記録を残す。

損切りしないで大丈夫?:給与や生活防衛資金とは完全に分離し、ゼロになっても生活に支障が出ない枠でのみ実験する。心の平穏を買うのも投資設計です。

ケーススタディ:50代の“当事者研究”としてのクリプト

私の本業はメディアの管理セクション。毎朝のランニングを7年以上継続して分かったのは、「小さく始めて、続ける」が最強ということ。

クリプトも同じ。日次の価格はノイズ、半年のテーマがシグナル


・暴騰の日:嬉しいが、浮かれた自分を眺める。

・暴落の日:不安だが、呼吸を整え、ニュースのトリガーをメモる。

・平常の日:地味に、チェーンの採用ニュースや規制の進展を読む。


ランニングで言えば、心拍数を上げすぎず、会話ができるペースで刻むイメージ。投資でも、心拍(感情)を整える技術は武器になります。

歴史・文化の射程:新技術はいつも“怪しい”から始まる

紙幣、鉄道、電気、自動車、インターネット。普及の初期は必ず「怪しい」。しかし、便利が勝つと規制が追いつき、文化になる。

ブロックチェーンも同様です。最初は投機の炎、次に制度の鎧、最後に生活の空気。今はちょうど、炎と鎧の中間にいます。

だから私は「怪しいけど持つ」。文化の変わり目は、傍観者より当事者の方が記憶に刻まれるからです。

よくある落とし穴と回避策

SNSの“勝者の物語”に酔う:たまたま当たった人だけが語りがち。失敗談も同じ数だけ読む

税・手数料を無視:スプレッド、ガス代、出金手数料、確定申告の手間は“確実なマイナス”。最初に表で見える化

テーマ過多で拡散:教材は4枠まで(BTC/ETH/XRP+関心テーマ1)。上限を決めるのが継続のコツ

“速さ=正義”の思い込み:速度は重要だが、採用(誰が使う)と制度(どこで許される)が同等に大事。

ステップ:5年放置の実践プロトコル

1)枠を決める:生活資金と完全分離。少額・固定額。

2)教材を選ぶ:BTC/ETH/XRP+テーマ1(例:Sui、L2、RWAなど)。

3)ルールを宣言:5年は売らない/半年に1回だけ“買い足すか”検討/記録は月1。

4)記録する:価格だけでなく、出来事→自分の感情→学びをセットでメモ。

5)棚卸しする:半期ごとにテーマ(技術・採用・制度)をスコア化。

6)公開する:ブログで定点観測を発信(自分の思考ログが資産になる)。

データ・統計をどう扱うか(姿勢のガイド)

仮想通貨の数字は日々変わります。だから、「不変の軸」と「可変の数値」を分けて見る

・不変の軸:役割(保存/基盤/送金)、技術の方向性(速度・分散・互換)、法制度の流れ。

・可変の数値:価格、出来高、TVL(DeFi残高)、手数料、採用件数。

数字は引用時点を必ず記録し、半年ごとに更新。こうすれば、煽りに流されない「自分の物差し」が育ちます。

他分野への横展開:仕事・健康・家庭

・仕事:日々の業務も“教材4枠”に絞ると回る。やることを増やすより、観察と記録で質を上げる。

・健康:ランニングは小さく長くが勝ち。投資も同じ。

・家庭:ルールの共有が平穏を守る。「これ以上は入れない」「5年は触らない」。宣言は心を守る境界線。

まとめ|“怪しさごと”抱えて進む

私は、仮想通貨をまだ完全には信じていません。だからこそ、少額で当事者になる道を選びました。

金庫(BTC)、工場(ETH)、新幹線(XRP)。そして、速度で勝負する次の挑戦者たち。どれが残るかは誰にも分からない。

でも、5年放置で観察し続ければ、“自分だけの確信”は手に入る。未来は、机上ではなく、ポケットのウォレットと日々の記録が教えてくれます。


あなたなら、どのコインを“教材”として持ちますか? そして半年後、何を学んでいたいですか?

この記事を書いた人|ミライジュウ

メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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