【完璧主義を捨てた日】高市首相の英語力で分かる情報発信の本質

「完璧じゃないのに発信していいのか?」── この問いに、あなたはどう答えるでしょうか。

私自身、ブログを書き続ける中で、何度もこの疑問に立ち止まりました。 学びを整理し、理解できたと思っても、 「もう少し深く調べてからにしよう」と投稿を後回しにしてしまう。 そのたびに、心の熱が少しずつ冷めていきました。

けれど、最近ようやく気づいたのです。 本当に大切なのは、理解の“完成度”ではなく、 「感情が動いた瞬間を逃さず言葉にすること」だと。

会社の中では、「変わり身が早い」と言うと、 あまり良い意味で使われません。 立場が変われば意見も変わる── そんなふうに、一貫性を疑われる言葉です。

けれど、情報発信の世界では違います。 感じたこと、考えたことをすぐ言葉にする“変わり身の早さ”こそ、 あなたの思考が動いている証拠です。 むしろ、そのスピードが、発信の鮮度を保ち、読者の共感を生みます。

そんな時、英語系のYouTuberが、ある動画で熱く語っていました。 「自分も英語の勉強にすごく苦労してきたからこそ、成長のステップがよくわかる。 高市首相の英語を批判する人は、完璧を求めすぎている」と。 その言葉に、私は強く同感しました。 英語力の話ではなく、「努力の途中を見せる勇気」に共鳴したのです。

この気づきが、私の完璧主義を吹き飛ばしました。 発信に必要なのは完璧さではなく、 「いま、自分の言葉で伝えようとする意志」だと。

この記事では、私が完璧主義を手放すまでの過程を通じて、 「伝わる人」と「止まる人」を分ける、発信の本質をお伝えします。


誰もがスルーする「あの言葉」に、なぜ私は立ち止まったのか

新しい知識を学び、理解したつもりで書き始めても、 途中で「この内容はまだ完璧じゃない」と迷い、筆が止まる。 そんな経験はありませんか?

完璧な理解を目指すほど、発信は遅れ、 熱が冷めていく。 多くのブロガーが陥る、「完璧主義という名の停滞」です。

しかし、ある日気づきました。 読者が求めているのは「完璧な結論」ではなく、 「どうやってその結論に至ったのか」というプロセスでした。

うまくいかない試行錯誤、考えの揺れ、 小さな失敗──それらを言語化することこそ、 読者にとって最も価値のある学びになるのです。

だから私は、完璧を待つのをやめました。 「理解の途中」でも発信する。 それが、読者と同じ目線で歩く最初の一歩でした。


賛否両論を呼ぶ「高市英語」に見る、伝わることの優先

英語の流暢さや発音に賛否が集まる中で、 私が感じたのは、「伝わること」の本質でした。 完璧な英語を操ることよりも、 自分の考えを堂々と表現する勇気。 その姿勢こそ、情報発信において最も大切な力です。

私たちがパソコンの前で書くブログも同じです。 AIが量産する“正しい文章”よりも、 人間が書く“揺れる言葉”のほうが、ずっと記憶に残ります。

発信とは、正解を語る行為ではなく、 「自分の熱を共有する行為」なのです。


技術の完璧さより「メッセージと情熱」が勝る理由

なぜ不完全な言葉でも、人の心を動かすのでしょうか。

それは、人間が「情報」ではなく、 その背後にある「動機」と「感情」に反応する生き物だからです。

たとえ文法が完璧でも、 感情のこもっていないスピーチは、 冷たい空気のように、誰の心にも残りません。

逆に、少しつまずきながらも、 誠実に伝えようとする人の声には、 不思議と温かさが宿ります。

ブログも同じです。 AIが書ける結論ではなく、 「なぜ、いま自分がそれを語るのか」 その背景こそが、読者を惹きつける“魂”になります。


ブログの壁:「完璧じゃないのに発信する」葛藤

私は過去に、何度もこの壁にぶつかりました。

新しいスクリプトを学び、興奮して記事を書き始める。 けれど途中で、「まだ理論を理解していない」「このコードは正確なのか」と迷う。 結局、3時間かけた原稿は下書きに眠り、 そのまま旬を逃していきました。

完璧を待つことは、一見誠実に見えます。 けれど、それは読者への誠実さではなく、 「自分を守るための自己保身」だったのです。

知識が未完成なまま発信することは、 恥ずかしさもリスクも伴います。 しかし、それこそが発信の本質。 「読者と一緒に学ぶ」という姿勢が、信頼を生むのです。


「変わり身」を最速の成長エンジンに変える3つの行動

A. 知識を「結論」ではなく「問いかけ」で発信する

全てを網羅する必要はありません。 「この機能を使ってみた最初の30分で感じたこと」 この程度の小さな気づきで十分です。

「私はこう理解したけれど、ここはこれで合っている?」 と問いかける形で発信することで、 読者を“共に探求する仲間”として巻き込めます。

B. アウトプットの軸を「感情の動き」に置く

「難しくて一度挫折した」 「できた瞬間の感動を誰かに伝えたくなった」 ──そんな感情を丁寧に描くことで、 読者はあなたの文章に“体温”を感じます。

情報だけでなく感情を残す。 それが、共感を生む最短ルートです。

C. 「不完全な部分」を明記して読者を巻き込む

理解が追いつかない部分は、 「現時点での理解」として明記しましょう。 「詳しい方がいればコメントで教えてください」 と呼びかけることで、 学びのコミュニティが自然に形成されます。


最高のインプットは「フィードバック」から生まれる

不完全なまま発信する最大のメリットは、 「フィードバック」です。

完璧を待っていては、 自分の盲点に気づく機会が永遠に来ません。 発信することで、読者があなたの見落としを教えてくれる。 そのやり取りが、最良のインプットになります。

堂々と発言するからこそ、反応が返ってくる。 そこに成長のサイクルが生まれるのです。


スルーされる一文を「人生の転機」に変えるブログの力

日々の学びの中で、 私たちは無数の「気づき」に出会います。 しかし、多くは心の奥でスルーされ、消えていく。

ブログを書くとは、 その小さな気づきを拾い上げ、 言葉にして残すことです。

たった一文が、誰かの行動を変えることがある。 「そんな小さな言葉で?」と思うかもしれませんが、 発信の本質はそこにあります。

ブログは、あなたの“変わり身の早さ”を 他人の“成長のきっかけ”に変える装置なのです。


完璧主義という名の「自己満」を捨て、今すぐ世界に話しかけよう

あの動画で語られていた“完璧でなくても伝える勇気”の姿勢が、 今も私の心に残っています。 それは、私たちの情報発信にもそのまま通じます。

完璧な知識を待つより、 いまの熱を言葉にして伝える。 理屈よりもプロセスを共有する。

その姿勢が、信頼を生み、行動を生み、 やがて自分を成長させます。

だからこそ私は、こう断言します。 完璧を待つことは成長を止める。 不完全な発信こそ、最も誠実な行動だ。

あなたの中にある「まだ早い」というブレーキを外し、 学びの途中の言葉を、堂々と世界に放ってください。 その瞬間から、あなたの成長は加速し始めます。


おわりに

あなたにとって、最近心に響いた「結論に至るまでのプロセス」は何ですか? もしあれば、ぜひコメントで教えてください。 あなたの気づきが、誰かの背中を押す力になります。


この記事を書いた人|ミライジュウ

メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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