ブログが進まない…その正体を突き止めろ|後回し癖を断ち切る5つの壁

「ブログ、書こうと思ってたのに今週もできなかった」
「なぜか腰が重くて、毎回“次こそは”で終わってしまう…」

そんな自分に、つい「意思が弱いのかな」と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
でもそれ、本当にあなたのせいでしょうか?

実はブログが続かない背景には、多くの人がぶつかる「壁」があります。
今回はその中でも代表的な5つを取り上げ、それぞれの正体と乗り越え方についてじっくり掘り下げてみたいと思います。


時間管理の難しさ

「時間がないからできなかった」
そう言ってブログから遠ざかる人は少なくありません。けれど、この「時間がない」という言葉、本当にそのまま鵜呑みにしていいのでしょうか?

実際に1日を振り返ってみると、SNSを眺めていた時間、テレビをぼーっと見ていた時間、意味もなくスマホをいじっていた時間…、細かく見れば“使えたかもしれない時間”は案外あるものです。にもかかわらず、「ブログを書くにはまとまった時間が必要だ」と思い込んでしまうことで、スタートすら切れなくなってしまっているのが実情ではないでしょうか。

完璧な1時間が取れないなら、15分を3回でもいい。文章を仕上げるのが無理なら、見出しだけ書く、下書きを残す、ネタを整理しておくだけでもいいんです。小さな積み重ねは、やがて記事になります。

ブログは特別な日だけ書くものではなく、日常の中に静かに紛れ込ませるもの。
「書くための時間があるかどうか」ではなく、「どこに差し込めるか」を見直してみると、やれることはずいぶん増えるはずです。


モチベーションの欠如

「今日は気分が乗らないから、また今度にしよう」
この言葉、何度も頭に浮かんできた経験があると思います。でも、気分ややる気って、本当にコントロールできるものなんでしょうか。

むしろ逆で、多くの場合、やる気というのは「やってみた後」に湧いてくるものです。始める前は面倒だったけれど、少し書いてみたらスイッチが入って、気づけば1時間経っていた。そんな経験はないでしょうか?

やる気がなくても動いていい。完璧な気分じゃなくても書き始めていい。むしろ、「気分が乗るのを待つ」というスタンスこそが、継続を遠ざけてしまいます。

大事なのは、“動いてから気分がついてくる”という事実を知っておくこと。
書きたいから書くのではなく、「書き始めたから書けた」──そんな感覚を信じてみてください。


アイデアの不足

「書くことがない」という悩みは、ブログをやる人の多くが一度は通る道です。でも実際のところ、ネタが“ない”のではなく、“ネタとして認識していない”だけのことも多いのです。

たとえば、朝読んだニュースに感じたこと。会社で同僚が言ったひとこと。ふとしたときに思い出した昔の話。こうした日常の中に、伝えたいことの種はたくさん転がっています。それを「これは書くほどのことじゃない」と思ってスルーしてしまうか、「誰かの役に立つかも」と思って拾えるかの違いが、継続できるかどうかを分けます。

とはいえ、頭の中だけでネタを管理しようとするのは難しいもの。日常の“引っかかり”に気づいたら、とにかくメモしておく。スマホのメモ帳でもノートでも、形は何でも構いません。そのストックが後で大きな財産になります。

ブログは、書くことで自分の視点に気づくメディアです。
「自分には何もない」と思う人ほど、発信によって世界の見え方が変わっていきます。


技術的な壁

ブログに挑戦してみたものの、WordPressの設定に戸惑ったり、投稿画面の操作でつまずいたり、画像の入れ方がわからなくて手が止まってしまう──。こうした“技術的な壁”も、意外と多くの人にとっての障害になっています。

でも、すべてを完璧にこなせる必要はありません。ブログに必要な技術のうち、最初に必要なのは10%程度。投稿ボタンが押せて、タイトルと見出しが書けて、1枚くらい画像が入れられれば、まずは十分です。

最初から見た目も内容も整った記事を書こうとすると、ハードルが高くなります。でも、大事なのはまず「公開する」という行動。そこからフィードバックをもらいながら少しずつ改善していくことで、自然と技術は身についていきます。

慣れない作業に手間取るのは当然です。
でも、“わからないなりに出してみる”という経験こそが、あなたの一歩になります。


フィードバックの不足

書いても反応がない。誰かに届いている実感がない。
この感覚は、ブログを続けるうえでじわじわと効いてきます。

「このまま続けても意味あるのかな」
「向いてないのかもな」

そんな風に、自分を疑う気持ちが芽生えてしまうこともあるでしょう。

でも、誰かの反応が得られなくても、それは「読まれていない」こととは限りません。多くの人は、読んでいても反応しないだけ。実際、「前から読んでました」とある日ふいに言われて驚くことだってあります。

そして何よりも、書いた記事はあなた自身に返ってきます。書くことによって自分の考えが整理され、行動の軸が明確になり、気持ちが前向きになる。そうした“内なる変化”こそが、継続する価値そのものなのです。

誰かに評価されるためだけでなく、自分のために書く。
その積み重ねが、やがて誰かの心に届く日をつくってくれます。


この記事を書いた人|ミライジュウ
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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