お金の勉強に最適な資格を発見!中高年のリスキリングに「証券外務員」が効く理由
巷で言われる「リスキリング」。でも、何から始めればいい?
最近、「リスキリング」という言葉をよく耳にしますよね。
経済ニュースでも、人材育成の場でも、ビジネス書でも、頻繁に取り上げられるこの言葉。
ざっくり言えば、「もう一度、学び直して、新しいスキルを身につけること」ですが、
実際に自分ごととして考えてみると、こんな疑問が湧いてきませんか?「学び直すって、何を?」
「どんなスキルが、これから必要なの?」
「そもそも今さら、自分に何ができるのか…」特に、40代・50代ともなると、仕事も家のことも忙しく、「学び直す余裕なんてないよ」と感じる方も多いのではないでしょうか。
一方で、「このままでいいのかな」と将来に漠然とした不安を抱えることもある。
そのはざまで、“何か始めたいけど、何から手をつければいいか分からない”という状態に、僕自身も長らくいました。そんな中で見つけたのが、「証券外務員」という資格でした。
お金のことを基礎から学べて、しかも実務にもつながる。
「もしかしてこれ、今の自分にちょうどいいんじゃないか?」と、そう感じて勉強を始めたのです。
「FPを取ったのに、アドバイスができない」──僕が外務員に挑んだ理由
実はこの「証券外務員」を勉強しようと思ったきっかけは、すでにFP2級を取得していたことにあります。
FP(ファイナンシャルプランナー)では、お金に関する広い範囲を学びました。
保険・年金・税金・不動産・相続…それぞれ興味深く、勉強する価値もありました。でも、ひとつモヤモヤが残ったのです。
「じゃあ、自分は誰かに投資の相談を受けたとき、具体的にアドバイスできるのか?」答えは、NOでした。
FPはあくまで「制度」や「選択肢」を教える立場で、金融商品の勧誘や紹介はできない。
これは法律でも明確に決められていて、たとえ知識があっても「証券外務員」の資格がなければアウトなのです。特に、FPの6分野の中でも「金融資産運用」に強く興味を持った僕にとって、
「投資信託や株を扱うための知識や資格がもっと必要だ」と感じたのが、証券外務員に挑んだ動機です。
証券外務員で学べるのは、「お金の基礎の全体像」
証券外務員の勉強範囲は、とてもバランスがいいと感じます。
たとえば、
- 経済や金利の基本
- 株式や債券、投資信託といった金融商品の仕組み
- 金融機関におけるルールやコンプライアンス
- 金融商品取引法、会社法、資本市場の役割 など
つまり、学校では教わらなかったけど、大人になった今こそ学びたい“お金の基礎”が、ぎゅっと詰まっているのです。
金融商品を売るための資格というイメージが強いかもしれませんが、
その実態はむしろ「大人の金融教養講座」に近い。
実際に勉強してみると、「なるほど、そういう仕組みだったのか」と目からウロコが落ちることばかりです。また、「証券外務員」には一種と二種があります。
- 二種:主に個人向け商品の取り扱いが可能(投資信託・株式 など)
- 一種:それに加えて法人向け商品(仕組債など)も扱える、より上位の資格
私は最初から“一種”に挑戦していますが、はじめての方は二種からでも十分な学びがあります。
勉強時間が短めで、社会人にも取り組みやすい
学び直しをしたいと思っても、ネックになるのが“時間”です。
FPや簿記も魅力的な資格ではありますが、どちらも勉強時間は150〜300時間が目安。
働きながら、家族のことをしながら…となると、これはかなりの負担になります。その点、証券外務員の学習時間は50〜80時間程度(個人差あり)。
出題形式もマークシート中心で、比較的取り組みやすい印象です。もちろん、まだ僕は合格していないので「簡単だ」とは言えません。
でも、FPや簿記と比べて、「短期間で体系的に学べる」というのは、間違いなく社会人にとって大きな利点です。「お金のこと、ちゃんと学びたい」
でも、「まずはハードルを低く始めたい」──そんな人にこそ、ちょうどいい入り口になる資格だと思っています。
学んだ先に広がる、“伝える”というステージ
僕自身、証券外務員の勉強を通じて、「お金を学ぶってこんなに面白いんだ」と感じています。
ただ用語を暗記するだけでなく、今の経済や生活との接点を感じながら学ぶことで、知識が「自分ごと」になっていく。そして将来的には、こうして得た知識を、同じように「お金のことを学び直したい」と思っている人に伝える側に回りたいと考えています。
資格を取ったあとが本当のスタートです。
“使える知識”にするためには、人に伝える/言葉にする/記事にまとめるというアウトプットが何よりの学びになるからです。証券外務員という資格は、そのための「地図」とも言える存在。
まずはその全体像を知り、自分のお金観を整理しなおすことから、人生後半のリスキリングが始まると僕は感じています。
この記事を書いた人|ミライジュウ
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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