「最悪だ」「頑張ったのに結果が出ない」
そんなふうに肩を落とした経験はありませんか?
ブログ、SNS、YouTube、個人ビジネス。
どれだけ時間を使っても、手応えのない時期は必ず訪れます。
そして私たちは、心のどこかでこう思い始めます。
「市場のせいだ」「アルゴリズムが変わったからだ」「競合が強すぎる」
外部のせいにした瞬間、その人は“被害者”になります。
考えるのをやめ、改善も止まり、ただ嘆きながら時間だけが過ぎていく。
しかし、この悪循環を正面から断ち切る、極めて強力な哲学があります。
アメリカ海軍特殊部隊・ネイビーシールズ。
その元司令官であり、仲間から「最強のリーダー」と評された
ジョコ・ウィーリングが提唱する思想です。
彼は言います。
「すべての失敗は、100%自分の責任だ」
この言葉は冷たく聞こえるかもしれません。
しかし、本質は真逆です。
この考え方こそ、“停滞を突破する武器”になります。
なぜ自責思考が、あなたの成長を加速させるのか。
厳しいようで優しい、この哲学を解きほぐしていきます。
成果が出ないとき、私たちはなぜ責任から逃げたくなるのか
人は、自分が頑張ったことほど認めたくない失敗があります。
時間も労力も注いだのに結果が伴わない。
この現実は、心に刺さります。
だから、怖くなる。
そして無意識に「自分以外の何か」を原因にしたくなる。
よくある3つの逃げ道があります。
【逃げ道1】アルゴリズムや市場のせいにする
「プラットフォームの仕様が変わった」「市場がレッドオーシャンだから無理」
そう言うと、傷は少し軽くなる。しかし何も変わらない。
ジョコの視点はこうです。
「変化を読み切れず、戦略を適応させられなかった自分の責任」
【逃げ道2】受け手のせいにする
「読者が理解力ない」「クライアントが行動しない」
こう言う人ほど、ターゲット設計や伝え方を磨いていない。
ジョコの視点では、
「伝え方、教育、期待値調整を改善できる余地がある」
【逃げ道3】忙しさのせいにする
「本業が忙しい」「家族が」「時間がない」
忙しいのは全員同じ。“優先順位”を決めるのが自分です。
ジョコの視点は、
「成果に直結する時間を確保できるよう、規律を作れなかった」
つまり、人が責任を外に置くのは弱さではありません。
痛みから自分を守りたい人間らしい反応です。
ただし――
外部に原因を置いた瞬間、改善の権限も結果の主導権も消えます。
あなたは状況に振り回される“被害者”になる。
ここで、自責思考が力を発揮します。
「極度の自己責任」が最強の武器になる理由
ジョコ・ウィーリングは「Extreme Ownership(極度の自己責任)」という原則を説きました。
これは、ただ「全部自分のせいにしろ」という精神論ではありません。
責任を自分に戻すことで、
【問題を自分で解決できる状態】を取り戻す思想です。
誰かのせいにしていると、
改善策は相手が変わらない限り存在しない。
でも自分の責任だと認めた瞬間、こうなります。
「じゃあ、何を変えればいい?」
「どうやれば良くなる?」
“被害者”から“操縦士”に立ち位置が変わります。
主体性が戻り、視界が開ける。
気持ちではなく、思考が動き出す。
だからこれは、精神論ではなく
「思考を前へ進めるためのスイッチ」なのです。
最悪をチャンスに変える魔法の一言「グッド」
ジョコには有名なエピソードがあります。
部下が最悪の報告をしてきても、
彼は決して焦らず、怒らず、ただ一言こう返した。
「グッド(よし)」
この言葉はポジティブ思考でも、強がりでもありません。
脳にこう問いかける装置です。
「どこにチャンスがある?」
「これを好転させる要素は?」
作戦が失敗した、予算が足りない、装備が壊れた、昇進できなかった……
全部、彼は「グッド」でひっくり返した。
・負けた → グッド。弱点がわかった
・バレた → グッド。クリエイティブな作戦に切り替える
・準備不足だった → グッド。次は圧倒的な準備ができる
人生も、ビジネスも同じです。
「最悪だ」と言った瞬間に思考は止まります。
「グッド」と言った瞬間に、思考が動き出す。
ただそれだけで、未来が変わる。
情報発信者こそ、この思想が武器になる
アルゴリズムは変わる。
競合は増える。
市場のルールは揺れる。
だからこそ、自責思考は最強の盾であり、矛になります。
「自分が握れるハンドルはどこか?」
「自分が変えられる要素はどこか?」
この問いを持てる人だけが、長期で勝ち続けます。
逆境をチャンスに変える4つの実践ステップ
ここからが重要です。
“気持ちの話”で終わらせないための、具体的な実践方法です。
① 感情を排除し、失敗を「データ」に戻す
「最悪だ」「伸びない」ではなく、数値化する。
視聴維持率、クリック率、離脱ポイント、滞在時間。
② 外部要因を消し、自分のオーナーシップを探す
「市場が…」「読者が…」を封印する。
「自分は何を改善できた?」だけを考える。
③ 「グッド」のあとに一歩だけ行動を定義する
ランディングページを3パターン作る
見出しを10本作り直す
競合分析を1時間する
小さく、具体的に。
④ 規律で淡々と継続する
ジョコは言う。
Discipline Equals Freedom(規律は自由だ)
淡々と続けられる人だけが、最後に自由を手に入れる。
結論:自責思考は、あなたを「孤高の存在」にする
努力しても報われない時期がある。
思ったより結果が出ない時期もある。
しかし、そこで他人のせいにする人は、ずっと環境に振り回される。
自分の責任として受け止めた人は、未来を自分で作れる。
極度の自己責任は、自分を責める思想ではありません。
自分の可能性を、他人に奪わせないための思想です。
次に失敗したら、こう言ってください。
「グッド」
その瞬間、あなたはもう動き出しています。
この記事を書いた人|ミライジュウ
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
▶︎ 運営者プロフィールはこちら
https://miraigujin.com/運営者プロフィール/
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