時代が変わると、なぜ仕事を続けられない人がいるのか
先日、妻との会話で昔の仕事仲間の話を思い出しました。その人たちは優秀なプログラマーでしたが、時代とともに技術が古くなり、うまく行かなくなった時点で多くが辞めていったそうです。
もちろん転職すること自体は悪いことではありません。ただ、辞める理由が「新しい技術についていけないから」だけであれば、それは根っこの部分が「自分のためのスキル」だけに頼っていたのではないか、と感じました。
もし「人の役に立ちたい」という思いを軸に動いていたら、仕事の形が変わっても簡単には辞められないはずです。役立ち続ける方法を探す、信頼を裏切らない行動を積み重ねる――そういう姿勢があれば、時代の変化に合わせて働き方を変えることはあっても、仕事そのものから離れることは少ないでしょう。
松下幸之助が語った「信頼」の力
松下幸之助は、信頼は肩書きや言葉ではなく、「この人はやる」と思わせる行動からしか生まれないと説きました。そして、その信頼は一瞬で失われても、築くには人生単位の時間がかかるとも言います。
彼の経営人生は、物を売ること以上に「信頼を売る」ことの連続でした。不況のときも社員を切らず、品質を徹底し、相手に「松下の製品なら大丈夫」と思わせる努力をやめなかった。その姿勢は、事業内容や時代背景が変わっても揺らぐことはありませんでした。
50代からの稼ぐ力は「信頼資産」から生まれる
定年後に自分の力で稼ぐために必要なのは、もちろんスキルや経験です。しかし、それだけでは環境が変わったときに立ち行かなくなる危険があります。
一方で、信頼はどんな仕事でも価値を持ち続けます。信頼があれば、たとえ扱う商品やサービスが変わっても、依頼や紹介は続きます。50代からは、これまで積み上げた経験に加えて「信頼という資産」を明確に意識して磨くことが、長く稼ぎ続けるための鍵になります。
人のために動く習慣を今から持つ
信頼は、派手な成果や大きな仕事ではなく、日々の小さな行動からしか生まれません。期限を守る、約束を違えない、相手の期待以上を返す――こうした積み重ねが、「この人に任せたい」という評価につながります。
そして、この習慣は50代からでも遅くありません。むしろ、人生経験がある今だからこそ、相手の立場や背景を理解した上で動ける強みがあります。信頼は今日からでも積み始められる、最強の稼ぐ力です。
まとめ|変わらない価値を持つもの
時代や技術は常に変わります。プログラミング言語が入れ替わるように、今のスキルも数年後には古くなるかもしれません。
しかし、「人の役に立ちたい」という思いと、それを裏付ける信頼は、どんな時代でも通用します。松下幸之助の言葉を借りれば、「信頼は一瞬で消えるが、築くには人生がかかる」。この意識を持ち続ける限り、定年後も、自分の力で稼ぐ道は必ず見つかります。
この記事を書いた人
メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」をテーマに情報発信。ビジネス・自己成長・お金の教養を軸に、行動につながるヒントを届けています。ゼロイチ・スタジオ
おすすめ記事
「やる気が出ない」を突破する方法|“7日間だけ本気”で人生が変わる理由 https://miraigujin.com/post47/
「完璧じゃない発信」が共感を呼ぶ理由|続けられる人が持つ思考と習慣とは? https://miraigujin.com/post62/
なぜ日本人は“自分を信じる”のが苦手なのか?|心理学が示す「信じる力」の鍛え方 https://miraigujin.com/post56/
コメント