発信ジャンルの5年前と5年後|AIが変える創造と情報の未来

5年前にブログを始めても続かず、挫折した人は多いはずです。
当時は「時間もセンスも必要。ブログ ジャンル選びも難しい」と感じました。

けれど今、発信はAIによって常識から更新されています。
誰でも始められる時代になった一方で、質と視点で差がつく時代でもあります。

この記事では、5年前の主流ジャンルから今と5年後の見通しまでを整理します。
読み終える頃には、あなたが選ぶべき「次の一歩」が明確になっているはずです。


5年前、主役だったのは「外向き」の体験ジャンル

2019〜2020年、発信の花形は旅行・グルメ・ファッションでした。
カメラ性能の進化とSNSの勢いが、見映えのよい体験を後押ししていたのです。

ブログ ジャンルでも体験記やレビューが王道で、写真が評価の通貨でした。
そこへコロナが直撃し、移動も外食も激減。

人の視線は「外の世界」から「自分の内側」へ向きを変えました。
健康、家計、働き方、心の整え方。内省のジャンルが静かに台頭しました。

ブログは「見せるメディア」から「考えるメディア」へ。
単なる体験の羅列よりも、意味づけや学びが求められる時代になったのです。

視覚的ジャンルは動画やショートに流れ、文章は思考の深掘りへ。
“外から内へ”──それがこの5年で起きた地殻変動でした。


2025年の現在地:AIで参入障壁は下がり、差別化の壁は上がった

いま発信の入口は、かつてないほど低くなりました。
構成づくり、調査、校正、画像、SEO分析。AIが多くを肩代わりします。

数時間で記事や動画が完成する。そんな時代です。
ここは素直に恩恵を受けるべきでしょう。

しかしその一方で、量産された情報に読者は飽和しています。
誰が語るのか。どの経験から語るのか。なぜ今、それを語るのか。

この“視点の信頼性”が、読者が残るか離れるかを決める要素です。
ブログ ジャンル選びで見るべきは、市場規模よりも自分の物語との接点

自分の歴史、痛み、試行錯誤があるテーマは、強い説得力を持ちます。
AIは文章を整えることはできても、人生を語ることはできません。

発信の主戦場は「技術戦」から「人格戦」へ。
これが2025年のリアルです。


これから5年の変化予測:検索は“答え探し”から“誰の視点か”へ

2030年に向けて、AIはさらに進化します。
検索はテキストの羅列から“対話的体験”へと変わるでしょう。

生活の多くがAIに最適化され、
健康、家計、学習、スケジュール――あらゆる領域でAIが並走します。

創作のハードルも限りなく下がり、
音楽、絵画、小説、映像――誰もがアーティストになる時代が来ます。

その世界で読者が求めるのは、情報ではなく“誰の物語か”。
視点と信頼が価値の中心に戻るのです。

だからこそ、5年後に強いブログ ジャンルは次の5つ。

  1. AI活用と共創ライフ
  2. ウェルネステックとメンタル最適化
  3. ローカル経済と地方再生
  4. AI×アート(創作の民主化)
  5. 哲学・価値観の再構築

どれも共通しているのは、AIが整える“環境の上”で、人間が再び主役になるということです。


クリエイティブの民主化:誰もが作り、誰もが共作者になる

音楽も、絵画も、小説も。
AIは初稿を素早く出してくれる頼もしい共同制作者です。

同じプロンプトでも、仕上がりが全く違うのは、人間の感性と編集力の差。
AIがスキルを肩代わりするほど、“選ぶ力”と“意味づけ”の価値が高まります。

創作の門戸が広がるほど、個人の世界観が競争軸になります。
著作権やデータ使用の倫理も問われるでしょう。

信用を得るには、制作プロセスの透明性が必要です。
“どのように作ったか”を語れる人だけが、AI時代のアーティストです。

発信形態も分散します。
ブログ、動画、音声、コミュニティ――メディアを横断する時代。
核になるのは自分のドメインとリスト(メール・ファン)です。

AIは敵ではなく、あなたの速度と深さを拡張するパートナーです。


発信者が今日からやること:ジャンル選定は“自己理解×検証”で決める

最後に、行動の話をします。

ジャンルは市場調査だけで決めるものではありません。
まず、自分の履歴を書き出してください。
過去の失敗、繰り返してきた癖、心が動いた瞬間。
その中に“人に伝えたい体験”が必ずあります。

次に、それを小さく発信し、AIに構成や要約を手伝わせる。
公開後の反応を数字とコメントで確認し、仮説を立て直す。
この検証を繰り返す人だけが、5年後に残ります。

私は50代から再挑戦しています。
学び直し、体力維持、家計の現実。
この経験が、同世代の希望に変わると信じています。

あなたにも固有のUSP(独自性)があるはずです。
過去と現在をつなぐ線上に、それは眠っています。

行動ヒント:
AIを“作業の代行”ではなく、“思考の補助輪”として使ってください。
7日間だけでいい。毎日1つ、小さな下書きを作りましょう。
その連続が、5年後のあなたの地図を描きます。

発信とは、未来の自分への手紙です。
返事は、必ず届きます。


この記事を書いた人|ミライジュウ

メディア関連企業の業務部長。ラジオ演出30年の経験を経て、
「50代からでも“1円を生む力”は育てられる」と信じて発信中。
毎朝4時起きでランニング・筋トレ継続中。
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