「ブログは“オワコン”じゃない。50代FPが語る“資産になる副業”の本質

「ブログって、もうオワコンなんじゃない?」

最近、そんな声をよく耳にします。
たしかに今は、YouTube、TikTok、Instagram…情報発信の手段が多様化し、動画やSNSの勢いがすごい時代。副業でも「動画編集」や「プログラミング」、「せどり」などが注目されています。

一方で、ブログは時代遅れと思われがちです。実際、私自身も以前ブログを始めてみたものの、方向性が見えずに手が止まり、挫折した経験があります。

でも今、もう一度私はブログを再開しました。
その理由はシンプルです。

「ブログは資産になる」と確信しているから。
そして、「流行に流されない“学び”や“気づき”を、自分の言葉で積み上げていきたい」からです。

そもそも“資産”って何だろう?【FP的視点】

ファイナンシャルプランナーとして、資産形成の基本に立ち返ってみます。

資産とは一言でいえば、「将来的にお金を生み出すもの」または「価値を持ち続けるもの」。
現金や株、不動産などが典型的な“金融資産”として知られていますよね。

ただ、資産にはもうひとつの側面があります。
それが「知識」や「情報」、そしてそれを表現・発信するための“メディア資産”です。

たとえば、書籍を一冊出すと、それはその人の知識を凝縮したストック型の資産になります。
そして、ブログもそれと同じように、一度書いた記事が積み重なって“価値”となり、時間を超えて誰かの役に立つ存在になります。

フロー型とストック型の働き方とは?

ここで、よく聞く「フロー」と「ストック」という考え方を整理しておきましょう。

フロー型:一度きりの労働で終わる収入(アルバイト、受託案件、動画編集など)
ストック型:積み上げるほどに価値を生む収入(不動産賃貸、株式配当、書籍、ブログなど)

ブログはまさにこの「ストック型」の性質を持っています。

もちろん最初はゼロ。収益もアクセスもありません。
でも、記事を積み重ねていけば、1年前に書いた記事が今も検索され、読まれ、誰かの役に立っている。
これこそが「情報資産」としてのブログの真価です。

人気の副業(動画編集・せどり・プログラミング)は資産になる?

「副業を始めたい」と思ったとき、よく目にするのが
動画編集、せどり、プログラミングなどのスキル型副業です。

確かにこれらは即金性があり、実務に直結しやすい分野です。
でもその多くが“フロー型”であり、動きを止めれば収入も止まります。

・動画編集:納品して終わり。次の案件を探さなければならない
・せどり:仕入れと販売の繰り返し。常に動き続ける必要がある
・プログラミング:単価は高いが、基本は時間の切り売り

こうした副業を資産にするには、「アウトプットを残す工夫」が必要です。

・ノウハウをブログや動画で発信
・教材として販売
・学びを体系化して再利用可能にする

これができて初めて、“労働収入”が“情報資産”に進化します。

ブログが資産になる理由【FP+発信者の視点】

ブログは「自分の知識や経験を、価値あるストック資産に変える装置」です。

一度書けば、時間が経っても読まれる。
検索やSNSで自然に拡散される。
広告やアフィリエイト、コンテンツ販売などで収益も生む可能性がある。

初期費用は小さく、体力もいらず、場所も選ばない。
50代・60代からでも取り組める「知的資産形成の手段」として、これほど合理的なものはありません。

一度挫折した私が、それでもブログに戻った理由

実は私も、以前ブログを始めたときは何を書いていいかわからず、手が止まりました。
方向性も見えず、なんとなく続ける意味を見失って、やめてしまったんです。

でもいま、もう一度こうしてブログを再開しています。
それは、「学びを自分の言葉で記録として残したい」と思ったからです。

私は長年、ラジオディレクターとしてメディアで人に伝える仕事をしてきました。
現在はメディア関連企業の業務部長という立場でもあり、資格取得やポッドキャスト配信なども続けています。

そんな私にとって、ブログは“記録に残るアウトプット”として最もシンプルで力強いツールだと、あらためて気づいたんです。

まとめ:ブログは「学びを“見える化”し、資産に変える装置」

ブログは、一見地味かもしれません。
でも、時間が経っても価値を持ち続け、じわじわと“資産”として積み上がっていくメディアです。

あなたが学んだこと、経験したこと、感じたこと。
それを言葉にして、未来に届ける。

「ゼロ」を「イチ」に変える。
ブログには、そんな力があります。

私はこれからも、この「ゼロイチ・スタジオ」で、その価値を信じて発信を続けていきます。

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